🍑私がヨガ指導者として気をつけている事。〜伝え方〜
今回は、私の母の実体験をもとに、私がヨガの指導者として気をつけていることについてお話をしていきます。
ヨガ = 癒される
ヨガの先生 = 柔らかい雰囲気で優しく教えてくれる
という印象はないですか?
実際、私もいろんな先生のもとでヨガの指導を受けてきましたが、上記のような先生が多く、
優しい誘導のもとでヨガを受けると、心も身体もスゥ〜っと軽くなる。すごく気持ちがいいですよね。
一方で、
「ヨガは苦しい」
「ヨガは私に合っていない」
「ヨガをもう受けたくない」
と思っている方がいらっしゃるのも事実です。
私の母もそう思っていたうちの一人です。
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母が40代の頃、「近所のお寺でヨガ教室を開催するから参加しませんか?」というお誘いを受けました。
これまでヨガを受けたことがなかったものの、慢性的な肩こり・腰痛が少しでも良くなれば・・・という気持ちで参加を決めたそうです。
ただ、仕事に家事も忙しく運動という運動はもう何年もしていないので、ついていけるのかな?という不安がありながらも当日を迎えました。
部屋の中に入ると、6〜7人の生徒さんと60代くらいの先生がいました。
生徒さんたちはもう何年も通われている常連で、60〜80歳くらい。
初めてのヨガに緊張しながらもワクワクしていたら、レッスンが始まりました。
初めてヨガを受けた母は、言われたように見よう見まねでヨガのポーズをとっていきました。
ただ、柔軟性を高めるポーズの時に(どんな動きか忘れてしまったそう)
『これ以上は痛すぎてムリだ。』と思った母は、苦しくないところでキープ。
すると先生からこんな言葉が。
「若いのにこんなポーズもできないの?」
「貴方より年上の他の人はできてるのに・・・」
周りから聞こえるクスクスとした笑い声。
母は『できない私がいけないんだ』と否定的で恥ずかしくなると同時に、
『ヨガってこんな感じなの?』というモヤモヤした気持ちに。
帰る頃には『もう2度とヨガなんてしない』と思ったそうです。
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この話を聞いたのは、ヨガのインストラクターとして活動を始めてから1〜2年経ったある時。
何度か実家でヨガ教室を開催し、人を集めてレッスンをしているのを見てくれていた母が
「ヨガの先生になりたいって言われた時、本当は良い思いがしなかったんだけど、ももなのレッスンを見てたらまたヨガを受けてみたくなった。」
と言って辛い思いをしたことを告白してくれました。
私はずっとスポーツをしてきたので「厳しく怒られながらの指導」を当たり前のように受けてきました。
社会人になってからも理不尽なことで怒られながらの指導を受けてきました。
でも、私「褒められて伸びるタイプ」なんですよ。(笑)
怒られて「なにくそ〜!見返してやる!」ってなった時もありましたけど、心にダメージを受けている状態なので達成しても『傷ついた』という過去は変わらないんですよね。
もちろん「あの経験があったから・・・」終わり良ければすべて良し!みたいなことになるかもしれませんが、ヨガでは結果よりも『段階・プロセス』が大切になります。
褒められて嫌な思いをする人はいないと思います。(嫌味な言い方をされるのは別です。)
なので最初から「否定する指導」はしないように心がけていましたが、母の話を聞いてますます気をつけようと思うようになりました。
母以外にも、SNSでこのような意見を見かけるたびに心が苦しくなります。
「ヨガはもうしたくない」
そう思ってしまうことがあまりに勿体無い。
ではどうしたらいいのか?指導者の心がけが大切になると私は思います。
どのような指導をしたらヨガの魅力を最大限伝えることができるのか?
ヨガはポーズをきれいに取るための指導だけでいいのか?
なぜその人はヨガを受けようを思ったのか?どんなものを求めているのか?
どんどん深掘りをしていって、本当に伝えたいことをわかりやすく伝える努力をすることが、指導者にとって大切なことだと思います。
言葉で伝えることは容易だけれども、難しいです。
ヨガを指導している方も、それ以外の先生として人に何かを伝える仕事をしている人も
相手の立場になって物事を伝えれるようになれるといいですね。
また、受け手側もその人が「どんな熱量で、何を伝えたかったのか」を理解しようとすると、伝えてくれた人に対しての気持ちが変わると思います。
私は「ただ褒める指導」をしているわけではありません。
『否定をしない』『突き放さない』ということを第一に
出来ないという事実を受け止め「なぜ出来ないのか?」を自分で知るように促す指導をしています。
◆ インストラクターを目指している
◆ 指導をしているがうまく伝えられない、伝わらない・・・という不安がある
◆ 先生の指導が分からず、ヨガを続けるか迷っている
◆ ヨガを受けてみたいがついていけるか不安・・・
という方々に向けて、公式LINEから無料相談を受け付けています。
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