🍑自己紹介させていただきます。③

ちゃお!ななむらももなです。

前回はインストラクターになったきっかけについてお話をさせていただきました。

いよいよ最終回です。(何のドラマか)

長い自己紹介をする理由と、フリーランスのインストラクターとして活動する理由をお伝えしていきたいと思います。

これを読み終わった後、皆さんの運動と生活に対しての意識に変化があれば嬉しいです。

それでは始まります!!!!

交通事故で大きく変わった人生

・車に轢かれ、顔を縫うケガを負いました

 その日はすごくお天気の良い日で、いつものようにレッスンに自転車で向かっていました。夜のバーの仕事までの荷物を持って出ていたので登山にでも行くの?と言わんばかりのリュックを背負っていました。

信号待ちで時間を確認すると9:50ごろ。レッスンは10:30からですが、あと20分くらいで着く予定だったので鼻歌を歌いながら自転車を漕ぎ進めました。

しかし、その2つほど先の横断歩道の真ん中に差しかかった時、突然体が宙に浮きました。

『え?』

と思った瞬間にアスファルトに左の顔面から落ちました。

何が起きたのか分からず、とりあえず起きあがろうとしたら大量の赤い液体が私の周りと服についていました。

『あ、無理だ起きれん。』

と思ってその場に横になると、急にものすごい痛みが襲ってきました。

ですがスタジオに連絡しないと・・・駆けつけてくれた救急隊員のお兄さんにスマホから電話をかけてもらいました。

その後は救急車で病院に搬送され治療を受けたものの、痛み止めが効かない効かない。

お酒の分解 = 麻酔の分解

って似ているらしく、普段から飲んべえの私は人の5倍の麻酔を打ってもらいました。

(先生に「まだ痛いの?!どんだけ酒飲みなん?!」と言われたのを覚えています。笑)

・「お酒禁止」が大きなキッカケに

 治療を終えた後、先生から

「これから顔が腫れていくと思うから、お酒はしばらく控えてね。」

「顔がむくむと傷が痛むからね。」

と言われました。

『あ、このタイミングしかない。』

そう思った私は、入院の手続きを済ませた後、バーの店長に電話をかけ、

『交通事故に遭って顔に傷が出来てしまい、しばらく入院するので辞めます!』

『今までありがとうございました!』

といって切りました。(本来ならやめる数ヶ月前に言わないといけないですが・・・すみません)

安定した収入を減らしてインストラクターだけで生きていくことが怖くて、どうしても踏み出せなかった一歩。
この交通事故をきっかけに踏み出すことができました。

コロナによる影響でインストラクターをやめることも考えました。

・週30本のレッスンを担当する日々

 無事退院したあと、さまざまなスタジオで担当レッスンを増やしていただき、週30本のレッスンを行なっていました。

きついかったですが、精神的苦痛があるのとないのでは全く違います。

おかげで過食が少しずつ収まり、勝手に身体がしぼんでいきました。笑

でもこれから30代、40代、50代とインストラクターを続けていくとなると、

『週に30本も行なっていたらいつか倒れるなあ・・・』

『働き方改革をしないとな・・・』

と思っている矢先、現在も私たちの生活に大きく影響している「新型コロナウイルス」のニュースがあちこちで流れるようになってきました。

・フリーランスは会社に守ってもらえないという事実を受け入れるしかなかった。

 新型コロナウイルス感染拡大予防のための最初の緊急事態宣言、それにより約2ヶ月ほど外出を制限される日々でしたね。もちろんヨガスタジオやスポーツクラブは休業対象。私は働く場所がなかったので家でニャンコたちと楽しく過ごす日々でした。

が、最初の1週間くらいは良いものの、どんどん体はなまるし気分が憂鬱になる。

ですが当時は何をしたら良いのか全くわからず、SNSやオンラインレッスンを本格的にするという考えに至りませんでした。(この時期を無駄にしたのはすごくもったいなかったなと今となっては反省をしています。)

元々この業界って色々グレーなところがあって。

業務委託って、「何曜日の何時から何分のレッスンをお願いします」という契約になっているんですが

「レッスンを受講する生徒さんが0人だった場合、お給料はナシ」

「交通費の支給はナシ」

というスタジオさん多いんですよ。(まれに1000円保証をしてくれるところもありましたが、交通費とか移動時間でいったらマイナスですよね。)

みなさんが思うほど高給ではないし、スタジオ勤めで稼ぐには数をこなすしかない。という感じなんですね。

しかも数をこなすには複数のスタジオ間の移動が必須 = 拘束時間と交通費が多くなる。

だから、この働き方を続けるのは良くないな・・・と思っていた矢先の緊急事態宣言での休業。

緊急事態宣言が明ける2週間ほど前から、さまざまなスタジオから

「レッスン数をカットします」

「お給料をカットします」

「交通費の見直し(削減)をします」

『オーマイガー』

って感じでしたね(笑)

ということで週30本あったレッスンは13本になり、少しずつお給料と交通費をカットされで収入がシンプルに半減以下になりました。

『え?これからどう生きていけばいい?』

レッスンでは明るく元気にふるまっているものの、毎日考えてインストラクターを辞めて地元に帰ろうとしたこともありました。(一回皆さんに辞めます!詐欺しました。笑)

でも

「もも先生のレッスンをまだ受けたいです。」

「先生がいるからスタジオ契約続けてるんです!」

といったありがたいお言葉のおかげで、インストラクターを辞めずに続ける決心をしました。

・苦手なSNSを頑張ってみたものの・・・

 多くの生徒さんから

「先生YouTubeしないんですか?」

「先生のヨガやエクササイズ動画を見たいです!」

と言われ、避けていたSNS投稿を頑張ってみることにしました。

でも、

『なんかこれじゃないんだよなぁ』

感が自分の中でありました。

なぜここまで長い自己紹介をする必要があるのか

・大衆向けレッスンは私じゃなくてもいい。私にしかできないレッスンがしたい。

 これまで長々と自己紹介として「生い立ち」と「インストラクターになったきっかけ」などについてお話をしてきました。

一番最初に「お酒を飲みながら解剖学のテキストを読むことが好き」と言ったのは覚えていますでしょうか?

私のレッスンを実際に受けてくださった方はご存知だと思うのですが、

ヨガのポーズの取り方だったり、エクササイズのフォームだったり、呼吸の仕方だったり。

とても口うるさいですよね(笑)自覚ありです!

ではなぜ口うるさいのか?

『一人ひとり身体の状態やケガの履歴が違うから』

『正しく体を使えていないと、良くなるどころかケガをするから』

この2つがあるからです。

SNS投稿をしていて感じたあの違和感。それは

「大衆向けである」ということ。

よく、InstagramやTikTokなどで

「これやれば死ぬほど痩せる」

「これやってるやつにデブはおらん」

「絶対痩せるトレーニング3選」

などといった投稿を見たことはないですか?

『んなアホな(笑)』

というのが私の意見です。笑(決してアンチではありません。)

確かにそのエクササイズを行なって痩せたり、体型の変化が出る方もいるでしょう。

その先生を崇拝して動画を見まくると思います。

でも効果が出なかった人は

「この先生の全然効かないんだけど」

「他の○○さんって人のが効くよ」

というコメントをしている人もいます。(こええええ)

そして自分に合う運動がわからないまま・・・

なぜそんなことになるのでしょう?

カンタンです。

『一人ひとり身体の状態が違うから』

つまり、アプローチする部位やエクササイズ方法が人によって異なるんです。

・自分の経験を活かして「運動と生活の質を高めるインストラクター」に

 私自身2度の手術を経験し、それ以外にも多くの場所をケガしました。

学生の時はスポーツをすることが優先だったので、正しいリハビリの知識もなく、言われたトレーニングをなんとなくやる。そしてまた痛めて、それを誤魔化すかのように整骨院や整体でケアをしてもらう。の繰り返しでした。

今ヨガやスポーツクラブに通っている方でも、私のような経験をした・もしくは現在そうであるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

人の手によってほぐしてもらったり整えてもらうことはとても気持ちが良いですが、それはあくまで+α

基本は自分で自分の身体を整えることが大切になります。(何事も基礎基本が大切ですよね。)

この事実を、今の知識を、当時の私が知っていれば。何度そう思ったことか。

でもスポーツ指導をしてくれる先生やコーチなどで、ここまでの知識がある人はあまりいないのでは、と思います。(そりゃ、そのスポーツや種目に特化してるんですもの。)

インストラクターなんて、ある程度勉強したら誰だって名乗れるんです。知識が浅かろうが深かろうが、その人にあった指導よりも、SNSでの発信力がある人の方が支持される世の中です。

また、摂食障害が精神的にストレスを抱えている方の心の拠り所になれたらな、とも思っています。

(精神的な病気とかって公に相談しづらいですよね・・・)

だから私は、自身の経験を活かして

「全ての人の運動と生活の質を高めるインストラクターになりたい」

と思ったんです。

・身体が動かしやすいと心も豊かに

 今肩こりがある人は、原因はなんだと思いますか?

1,デスクワークによる姿勢不良からなのか

2,急に腕を上げた時に痛みが出たのか

3,ストレスを抱えることが多く常に緊張しているのか

 今腰痛に悩んでいる人は、なぜ腰痛が起きていると思いますか?

1,反り腰だから痛いのか(反り腰も2種類あります)

2,重たいものを急に持ったから痛みが出たのか

3,座りっぱなしが多くて腰が痛いのか

これらの要因は全てアプローチする筋肉やエクササイズが違うんです。

なので一般的にこれをやるといいよ!と言われているエクササイズを行なっても、効果的ではない人もいます。

また、ヨガの動きでも

「両手を上げて気持ちよく呼吸をしていきましょう。」

というアナウンスに対して、肩の痛みがない人は楽に腕を上げることが出来るでしょう。

でも

「私、肩に痛みがあって上げづらいんだけどな・・・」

「このまま呼吸しても気持ちよくないし、むしろ疲れちゃう・・・」

という人も中に入るかもしれません。

でも周りの人たちは出来ているから、一人だけやらないわけにもいかないし・・・

その結果、無理して動いて病院や整骨院に通い、運動禁止と言われてしまう・・・

なんて経験をした人もいらっしゃるはず。

でも、

『両手を上げるのはここまででいいので、呼吸を気持ちよく出来るところを探しましょう。』

と言われると、無理して動く必要もないし、呼吸を深めることに集中することができますよね。

レッスンが終わった後、心もスッキリしているでしょう。

私は皆さんに、さらにその上のレベルに達して欲しいんです。

それは

「今日は肩の調子が良くないから、上げるのはここまでにしておこう。」

「いつもよりも動かしやすい気がする!もう少しいけそう!」

と、生徒さんご自身で動きを調整できるようになることです。

これはよく対面レッスンでお伝えをすることなんですが

私は一人しかいないんです。

皆さんの横に365日24時間付きっきりになって

『今お腹の力抜けてるよ!』

『肩すくんでない?呼吸も浅くない?』

といってあげることができないんです。

だから、

『ヨガやピラティスのレッスンの時間だけで満足するのではなく、日常生活の中にこの知識を持って帰って、歯磨きをするかのように習慣化して欲しい。』

といつも皆さんにお伝えをしています。

そして日々の中でも、ゆっくり呼吸をする時間を設けたり、正しいストレッチをご自身で行って「心も身体も豊か」になって欲しいのです。

・「私全然動けない・・・」はむしろ最高!!

 よくレッスンの前後に、

「私全然動けなくて・・・すみません。」

「全然出来ないから、先生に見られるのが恥ずかしいです。」

というお言葉をいただきます。

『いや動けなくて全然おっけー!!!!!』

むしろ最高です!!!笑

なぜ最高なのか?

この動きがしんどい・できないという自分の観察と分析が出来ているから。

『なぜその動きができないのか?』

『ではどのように動いていったらいいか』

という原因追求と改善が「運動と生活の質を高める」ということに繋がっていくんです。

だから謝らずに、どんどん私に話しかけてください。

人に話すことで、自分のクセや変化に気付きやすくなりますよ。

ただ勘違いをして欲しくないのは

『私たちはヨガや運動指導をする人であり、お医者さんではない

ということ。

「肩こりが痛いんですけどどうしたら治りますか?」

「腰痛が治らないんです。」

「膝の痛みがひどくて動けない。」

これまでの経験と知識の範囲で、こうしたらいいよといったアドバイスはできるのですが、

私たちは病名などを診断できるわけではありません。(というかしたらダメです。)

本当に痛みが取れない場合、しんどい場合は病院を頼ってください。

終わりに

 とまあ自己紹介からついつい、皆様への思いを熱く語ってしまったんですが

私はありふれたインストラクターではなく

『ななむらももな』

という唯一無二のインストラクターになるべく、これからも皆さんにヨガ・ピラティスの指導を通じて

『運動と生活の質を高める』ことをモットーに活動をしていきます。

最後までご愛読ありがとうございました♡

これからもよろしくお願いします!!!

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🍑自己紹介させていただきます。③” に対して2件のコメントがあります。

  1. かっちゃん より:

    トレーニング系の動画見てても自分に合ってるのかわからずして痛めたことあります。

    やっぱり自分自身に合ったトレーニング法が大事になるんですね♪

    1. ななむらももな より:

      情報が溢れてるからこそ、正しいトレーニングの仕方が埋もれてしまっているんですよね・・・
      自分に合ったトレーニング法はとても大事ですよ!!

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